Marshallライクなアンプ Krank Nieteen 80

さてさて、Dimebag Darrell氏が愛用したこともあってかヘビメタではシェア率高めなKrankですが、今回はちょっとMarshallライクなアンプをご紹介します。その名もまんま「nineteen 80」ということで1980年代のアンプという意味なんでしょうか?



まあ、あちらアメリカでもっぱら言われている表現でいいますと「JCM 800 on steroids」だそうで、Marshall JCM800 強化版(Hi Gain版)だぞうです。まあ、そういうのは改造/MODもので昔からJosé ArredonoやLee Jacksonで知られているタイプのあれです。

例えば、どこぞのPremium Guitarのレビューではクリーン(Kleen Ch)はVox AC 50のヘッド、オーバードライブ(Krank Ch)はヴィンテージの改造JCM800らしいです。但し、如何せんこれまで皆さんご存知の KrankをイメージさせるようなHi Gainアンプではないので、その点では一度歪み系の音を聞いてから購入を検討してみて下さい。

KRANK 新製品NEWS (nineteen 80)


最近は不景気のため、各社売り上げが伸びません。なのでこういった誰もが知って買ってくれそうな一般大衆向けに、これまである既存路線ものの誘惑に負けて、そっちに製品を出してしまっています。何故にマーケットは限定されてしまいますが、Krankでしか出せないアンプに集中しないのか?は全て売り上げに掛かっているからです、綺麗ごとは言ってられないと。

しかし、ヴィンテージ調というか、カントリー風というか「ソルト& ペッパー」クロスの他に、ブラックのグリルクロスもあるようで、カッコだけは色々選べるようにしてして売り上げを伸ばす的な工夫はしています。こちらの方がヘビメタには都合がいいかとwww



この名前も工夫がされていて、いろんな意味で認識可能です。1980年代、JCM800、そして出力としては80Wのアンプと80には色々な意味が込められているようですなぁ。さらにこちらは御三家の中でも豊富なローエンドと、もっともパワーのある点が特徴の6550でして、Krankenstein系の設計のようです(5x プリ管12AX7 + 2x パワー管6550)。

まあJCM800風ですが、Sweep制御ができるあたり Krankensteinテーストも健在ですが Krank Jr. Proのフロントパネルかと思わんばかりの仕様で、ここら辺にもあれと同じでいいでしょ的な手間をかけない企画準備かつ仕様の共通化によるパーツ等のコストダウンが伺えます。

裏面はどうもこちらも Krank Jr. Pro の背面かと思わんばかりの同じような仕様でして、レベル制御付きEffect Loop、Send& Return端子、レベル制御付きFX Boost SWになっています。キャビへの接続も4Ω、8Ω、さらに16Ωと選べまして、こちらは115/230V電源かの切り替え式になっています。

Michael Wilton 2010 Krank NAMM Booth Demo


今日の最後はちょっとEffects Loopについて。ここ最近のKrankの製品はやってくれてます!最近の「FX Boost SWがある Krank製品はループを使用したときにも音の変化がほとんどない」ってことだけ覚えておけばいいです。

要は真空管によるバッファーループを入出力に工夫として入れたんですよ、この製品等に。もう少し難しいことを言うと、さらにインピーダンスのマッチングをちゃんと取れるようにFXブースト SWを導入しています。しかも真空管を利用したLoop回路なので音の質もいい感じです。

但し、Loopを使わずに通常使っていてこのSWが入っていると音が出ませんのでご注意を。それ程かなり特殊なマッチングをきちんと行ってくれてるんです、内部で。だから普段どおり抜き差ししてもそんなこと調節してくれてるなんてついつい忘れてしまう位に便利なので私的には素晴らしいアイディアだと思います。

しかも、フットSWで、チャンネル制御だけでなく、このEffect Loopをバイパスするか否かも制御できる優れものです!つまり、ソロの時なんかでも、どんな時も内部のレベルは正しく設定してくれるアンプ= どんな時でもトーンの質の変化に悩まされることなく音作りに専念できるということなんです。

詳しくはこちら「Effects Loop機能は愛憎相半ばする関係(love-hate relationship)?」を読んでみて下さい。

Steve Brown NAMM 2010 Krank Booth Demo

COMMENT 0