真空管アンプとデジタル技術の融合? Bolt社 BTH-100

Digitech社でデジタル系のモデリング・アンプ「Johnson Amp」を手がけていたJohn Johnson氏が昨年の2009年に真空管アンプメーカーとして立ち上げたのがこのBolt社になります。恐らくは競合であるLine6が大成功してしまったので新しいスタートを切ったのでしょうかね?

ですから真空管アンプの良さは守りつつ、最新のコンピューター・チップを搭載してトーンを上手く引き出すためのデジタル技術も駆使してこの「Bolt BTH-100」が誕生しました。(日本の輸入代理店はElectro Harmonix)

とある方から質問があり、一部勘違いされているようですのでコメントします。Anthem/アンセムの福田さんは恐らくモニタ用かライン取り用か試用か何かの目的で本アンプ使っているようです。が、コンサートに行った方は分かるとは思いますが、基本Hughes& KettnerのTriAmpを4台配置して、これをメインで使っています。多分ここのシェクターのブログの写真にあるように端っこに確かに1台ありますが、メインではありません。



この「Bolt BTH-100」は、プリ管は2x 12AX7、パワー管は4x 6L6という具合に完全にフルチューブアンプなんですが、最新のコンピューター・チップ搭載により、音量、ゲイン、あるいはトーン設定によってベストな真空管の動作を行うことで、良さげなトーンを実現しているってことです。

もっと日本で初めにはっきり言いいますと、何故か日本の他のサイトや、ブログでは原理を説明できていないのですが、真空管アンプ特有の大音量で使用して初めて味わえるあの"sweet spot"は非常に狭いため、この最新のコンピューター・チップ(DSP)がゲインやダンピングやその他パラメーターをモニタしてトーンにキャラクターを足すことで、どんな音量でも非常に狭い領域でしか得ることができなかったあの"sweet spot"サウンドが得られるように努力しているっちゅ~ことです

(必ずしも実現しているとは言いませんが、例えば小音量でも真ん中のアナログメーターでモニタしている真空管の飽和レベルで"sweet spot"にあることをモニタできるってことで伊達にアナログメーターが付いている訳ではありません)。ですので、そういう欲求がない方には日本では20万円位しますので全く買う意味がありませんかね。まあアメリカ並($1700)の10万円以下なら考えてみますが。。。

しかも3チャンネル(clean/crunch/lead)仕様で、各チャンネルに3つのボイッシングがありますので、合計9種類のトーンが作れちゃうってことなようです。しかし、正直音がデジタルっぽくなっちゃってるような気が。。。残念。

3チャンネル x 3ヴォイシング
チャンネル ヴォイシング特徴
クリーン・チャンネル ヴォイシング1低域から高域までフルレンジ
ヴォイシング21に比べ若干中域を削った感じ
ヴォイシング32のミッドをさらに削ったミッドカット的なドンシャリ系
クランチ・チャンネル ヴォイシング1ぶっといクランチ
ヴォイシング21と3の中間
ヴォイシング3高域が強調されたトップブースト系
リード・チャンネル ヴォイシング1高域強調
ヴォイシング2中期テンコ盛り
ヴォイシング3低域強調

さらに、イコライザーはactive/passiveの切り替えが可能でこれまた色んな音作りができちゃうんですね(passiveは従来どおりのイコライザーのイメージ、activeだと各EQ帯域をブーストできちゃうイメージ)。

空間エフェクター系ではリバーブがあり、各チャンネルでplate/spring/hallの3つから選択できたり、何とこのアンプはエフェクトloop端子が2系統あり、しかも各チャンネルでどちらのループ端子を使うかが設定できます。色々な空間系の使い分けができる点は実に嬉しいですね~ 最後の留めは、最近流行のエミュレート出力で、こちらはスピーカーとマイクの位置のエミュレートができます。いやいや、実にいい時代になったものです♪さらにこういったフロントパネルの色違いも揃っています。

  

Bolt Amp demo by Mike Hund for Richs Music Exchange.com


Musikmesse '09-Bolt Amps 100 Watt Amp Demo


Musikmesse '10 - Bolt Amps BTH-50 Head Demo

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