真空管アンプをデジタル化するとどうなるか? (3) Atomic Reactor FRシリーズ

前回、前々回とAtomic Amps社のAtomic Reactor FRをご紹介しましたが、あらためて詳細をご紹介します。まあ、一言で言うと、これってモニターアンプなんですが、世界初のチューブパワーアンプが内蔵されたプリ・アンプ&モニターアンプなんです!チューブパワーアンプの内蔵はオプションであって、内臓されてないものはAtomic Reactor FR、内蔵されたものはAtomic Reactor FR50となります。

ハイエンドなプリアンプ Fractal Audio Systems Axe-Fxシリーズと組み合わせれば、このプリアンプのサウンドクオリティを100%引き出せるといっています。おそらくは、フルレンジのモニタアンプだからでしょうが、組み合わせるとどうなんでしょうかね?という訳で、世界でも類を見ないオールチューブ・フルレンジ・モニターシステム(簡易PAシステム)でした。

では、何故フルレンジなのか?もう少し詳しく見ていきましょう。もともとギターアンプはハイエンドのプリアンプにつないで音を出すようには作られていないからです。直接PAシステムに繋げればよりベターですが、それでもアンプのニュアンス的な雰囲気はまず何らかの部分で欠落してしまいます。そのアンプのニュアンス的な雰囲気まで再現するためにはどうしてもフルレンジのスピーカーシステムが必要になってきます。

そこで、Atom Ampsのチーフエンジニア Harry Kolbe氏により設計された本シリーズ、パワーアンプとしては1x12AX7と、2xEL-6L6GCを搭載し、なっ、なんと!全周波数帯域?においてフルでパワー供給できるようです。そのため、非常に高いヘッドルームと非常に低い歪み率を実現しており、言い換えると入力信号は確かに増幅しますが、まったく色付けされることなく、トーンも変わることのない非常にピュアなアンプなんです♪

一方、スピーカーの部分で見ると、12"スピーカーと、4"ツィータが用いられており、特段鋭いピークや遅延も生じず、非常に広帯域で、スムーズなシステムになっています。


Atomic Amps
Reactor FR50
オールチューブ・フルレンジ・モニタ
117,600円


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