BOSS BD-2 MOD あれこれ (1)

  さて今日はTube Screamerと引けを取らない位今最も人気のあるBD-2のお話しです♪誰しもが一度は弾いたことがあると思いますが、これはこれで買ってきたままでもまあまあというか、結構使えますよね~

ただ、やはり欲を言えばもう少し音的に厚みがあり、反応もよく、ダイナミックスがあればということですかね?ある方は高域の帯域が豊富と感じると思いませんかね?特にシングルコイルのストラトなんかで、クリーンなFenderタイプのアンプで弾くと、明るめないい感じの音が出てくれるますよね~そういう観点でちょっとMOD/改造してみましょうね♪

こちらもお馴染みPremier Guitarの2008年の割と新し目のご存知Brian Wampler氏の記事「Boss BD-2 Mods」ですが、今回も皆さんが知りたい何故こういうMOD/改造になるか?的なエッセンスをギュッと濃縮してご紹介します♪ご自分の知識に照らし合わせて、ざっとでも、じっくりでも見てみて下さいね~結構私も読んで得るところが非常にある内容と思っています♪
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回路
いつものように、MOD/改造に入る前に、少し回路がどうなっているか見てみませんか?回路図を見てみますと、まず直列に2つ繋がっている2つのディスクリートなオペアンプ(=バイポーラJFETのペア(Q10,Q11)および(Q13,Q14))が見えますね~

で、まず最初のディスクリートなバッファー(Q10,Q11)を経た後にはさらにゲインリカバリー用の標準的なオペアンプ部(Q13,Q14)、バス用のブースト部、そしてバッファー回路と続いています。

ディスクリートなオペアンプ(=バイポーラJFETのペア)って、ICチップ版と機能としては似ていますが、そのシンプルな構造故に、より反応がよく、活き々とした音になってくれてます。これがBlues Driverの人気の秘密の一つです。

こういったFETによるゲインステージが先程述べたようにBD-2には2つあって、1つの250kポットが可変抵抗として各々のステージに同時に接続して制御しています。でICオペアンプのように2つの抵抗/キャパシタ(最初のステージにはR31/C22、残りのステージはR15/C9(恐らくR34/C24の間違い))を接地してクリップされる周波数や(固定の)ゲインを決めています。
 
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で、周波数特性を決めるクリッピング前のEQも当然クリッピングの感じ、トーン、そして(ディストーション/オーバードライブの)反応に劇的に効いてくることは知ってますよね?みなさんも。例えば、Fuzz系のディストーションが欲しい時にどうしてました?そうですね、クリップする前にバス(低域)を増やしましたよね?これで、特に変なノイズやフラツキを増やさずに可能な限り思いっきりクリップさせてやるとよかったですね。

最初のゲイン・ステージの抵抗R31キャパシタC22(=0.15uf)は700Hzのちょっと上位に設定します(これって、まあ大体オーバードライブやディストーションでは一般的な周波数です)。もう少しFuzz成分が欲しい方はキャパシタをもうちょっと大きめな0.22uf以上にしてやるといいですよ。逆に、もう少しタイトな感じのクランチトーンが欲しい人はこのキャパシタを小さめにしてやればいいですかね。こだわりたい人はこちらの周波数シミュレーター大川電子設計製作(フィルタ計算ツール)でちょっとシミュレーションしてみてください♪

で、この最初のゲインステージの後が、耳障りな奇数倍音を減らすトーンフィルタリング部になってきます。これって、正しく(BASS 10, MID 10, TREBLE 0に固定した場合の)Fender型の3バンド・トーンスタックなんですね♪おー、そうかそうか、これからの内容ってDIY/自作 真空管ギターアンプにも繋がる使えそうな知識ですよね♪ちょっと弄ってみますかね?抵抗R37に(トレブル用の250K)トリムポットや、抵抗R50に(バス用の1M)トリムポット、さらには抵抗R51に(ミッド用の25k)トリムポットを加えることができます♪


BD-2 トーンスタック(左)           伝統的なFender トーンスタック(右)

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さらに、周波数のスロープを決める抵抗R36を33kへ、C34とC35を0.022ufへ、そしてC26を470pfへ変更すると、クリップ前にマーシャルタイプのトーンにすることもできますよ♪(これらの抵抗全てトリムポットにする時には、各トリムポットの1ピンと2ピンを各々抵抗の穴に入れて、3ピンはそのままにしていればいいだけです)

本フィルターによりクリッピング前のBD-2のEQはこういう風になります:

  ちょっと、クリッピング前はトーンでのバスの量が非常に多いですね!?これはクリッピング前ではよくある光景です(逆に、これでクリッピングにより倍音等高域の厚みが作られると容易に推測はできますが)。

こういう状況なので、何故ゲインを上げると低域がもさっとなるかは驚くにはあたりませんね!ですから、ここでの良さげなMOD/改造は、これをフラットなEQ応答にすることで、具体的には抵抗R50を100Ωにし、抵抗R36を47kに変えればOKです♪

さらにその後は、グランドに接続されたダイドード(D7, D8, D9, D10)で信号がクリップされ、次のディスクリートなオペアンプ(=バイポーラJFETQ13,Q14)に送り出されます。このディスクリートなオペアンプはほぼ同じなんですが、実は少し前段のものより周波数応答が違っています。

具体的には、(抵抗R34キャパシタC24により72Hzに設定されているため)もう少しバス側でゲインがありますが、動作的には同じですね。ここでもやはり、再度バスがブーストされていますので、ゲインをあげた時のノーマルなBD-2のあのもっさり感は納得して頂けますかね?

そして、C17、R25(恐らくR26の間違い)、およびC19はハイパスとローパスの両方になっていて、5kHz以上の高次の倍音と、前段でブーストしてしまったバス(低音)領域を減らしてくれてます。
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以降はいよいよトーンコントロール部に迫る「BOSS BD-2 MOD あれこれ (2) ~ BOSS BD-2 Tweed MOD ~」に続く....
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COMMENT 2

ただの通りすがり  2015, 03. 31 [Tue] 17:45

こんにちわはじめまして!

>抵抗R37に(トレブル用の250K)トリムポットや、抵抗R50に(バス用の1M)トリムポット、さらには抵抗R51に(ミッド用の25k)トリムポットを加えることができます♪

とありますが、この部分、ギターやエフェクターなどで使われる通常の可変抵抗器でも対応できますでしょうか?
筐体に穴を開けてノブを付けて手軽に調節させたいのですが。。

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けたまん  2015, 04. 01 [Wed] 04:33

Re: タイトルなし

初歩的な質問をされる方に対しては責任が取れませんので回答できません。ごめんなさい。

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