Russian Big Muff ~ Colorsound Jumbo Tonebender化 新MOD ~ (2)

色々とMODをしてると、やはり最後に迷うのがトーン回路ですね。これはほぼ十人十色って感じでして、こちらもこういうのどうでしょうか?というお薦めはありますが、何が正解というのがない世界ですね♪

それですので、逆に言うとここら辺のEQ調節はDS-1 MODのところでも触れているように、弄り甲斐があると言えばありますし、最後の詰め的で楽しいですね♪ で、私はそれ程細かくは定数をいじっって実験くんをしていては切りがないので、できません♪と割り切って、色々とシミュレーターも併用して効率アップ、イメージアップしています。

例えば一昨日にアップした、Russian Big Muff ~ Colorsound Jumbo Tonebender化 新MOD ~ですが、どうやってるか見てみますね、はい。それでここでは、シミュレーターとしては、例えばduncanamps.comにある無料のDuncan Tone Stackとかでシミュレーションしちゃいますね。

例えば、まずノーマルのRussian Big Muff Piのtone stackは下記のようになります。左がRussian Big Muff Piのtone stack部の回路図です。R(39K)+C(0.01uf)のローパスと、C(0.0039uf)+R(22K)のハイパスをToneコントロール(100K)でブレンドするようなトーン回路になっています。右が1Kの周波数を入力してみたときの出力の波形になります。注意しなければいけないのは入力波形はよく行われるようなホワイトノイズでもありませんし、ギターから出る音も1Kのみではなく色々は周波数の合成です。

ただ、このパラメーターをこう弄れば、こういう傾向になるのかぁいうことを理解するシミュレーターの使い方としては事足りるんですね、っていうか細かな数値のピンポイントを信じるよりは全体的な傾向をしっかり把握する、そういう使い方がシミュレーターにとっては本来は重要なんですよ。(私の信念として、シミュレーターは本当でも嘘でも必ず答えを出してきます、その答えが妥当かどうかをまず判断するのが我々の役目です)

Russian Big Muff Piのトーン・シミュレーション(トーンMIN:ピンク、12時:白、MAX:緑)


また、過去にRussian Big Muffではありませんが、Big Muff Pi(後期/80年代)はハイパス部がC(0.0039uf)+R(100K)となっている回路も散逸されますが(現行モデルはR=22K)、この場合には(中低域のじゃじゃもれが抑えられた結果として)低中域の落ち込みが持ち上がり、しかも全体的な音圧もあがるような感じになっています。その一方で、トーンの効きが悪くなるようで一長一短なのが分かります。ここら辺が分かりやすいトーン・バランス?を考えて現行の結構低め22Kを採用した一つの理由かとも思ってしまいます。

Big Muff Pi(後期モデル/80年代)のトーン・シミュレーション
(ハイパス100K/ トーンMIN:ピンク、12時:白、MAX:緑)


それで、いよいよColorsound Jumbo Tonebender化ですが、下記のように実はあまり変わり映えしません!えっ?!本当ですか?まあ、実際に音を聞いた結果を私は知ってるからだけなんですが、ここで理解したいのはよく見ると、1)パイパスの定数の変更後は落ち込んだ部分より低域(1kHz以下)が均一に持ち上がる、2)ローパスの抵抗の定数変更後もやは1kHz以下の特性が均一に高域側にシフトして張り出して来る結果、レベルが持ち上がる、というその2点です。

それでこの1)、2)の合わせ技として、より中高域(1KHz以下)の音が厚くなっているという点で、私はよりRussian Big Muffよりもtonebender化MODに音の凝縮感が感じられる原因かとも感じました。

Russian Big Muff Tonebender化のトーン・シミュレーション(トーンMIN:ピンク、12時:白、MAX:緑)


Russian Big Muff PiとRussian Big Muff Tonebender化の比較
(青のみRussian Big Muff、他はTonebender化の波形)


もっと言いますと、ノーマルのRussian Big Muffの方がこのトーン回路だけ見てみますと低域が抑えられた格好になりますので、Tonebender化のあの高域の抜けはこのtone stack回路の1kHz以下の持ち上げられ現象に、さらに別の、例えば、このトーン回路前のQ2のクリッピング回路部や、最終段のレカバリー回路部の除去なんかの変更も高域の特性にかなり効いているんだなぁということも想像ですが分かってきますね。

Russian Big Muff Tonebender化の波形     Russian Big Muff Piの波形
 

ちなみに、「最新 Electro-Harmonix Russian Big Muff Pi MOD」の方のMODはというと、こういうような周波数特性になります。(厳密にはローパスの抵抗は外したMODですので、スペック上何らかの数値を入れないといけないので抵抗は巨大な90000MΩにしたシミュレーションは実物とは同じではないです。)

Russian Big Muff Pi MODのトーン・シミュレーション(トーンMIN:ピンク、12時:白、MAX:緑)


まさにミッドスクープという感じで、中域が下がるのではなくてトーンMINの時点で、中域がこんもりお山のように盛り上がっています。しかも、トーンを伸ばせば気持ちいいようにハイが出ていくのが分かります。

「買ったままのBig Muff Piはトーンコントロールであまりにも中域が削られてしまうってことですかね。これだと、自分で弾いてるだけじゃ分からないんですけど、バンドでやり始めるとギターのトーンがバンドの音でかき消えていっちゃうんですね。 この中域を取り戻すために、要はトーンスタックにMODを加えるとかなり良くなるんですね。」とか、「もう少し、一言で言うとよく知られているハイカットタイプのコントロールです。それで、それほど不満はないと言えばないのですが、Big Muff Piの特徴でもあるバスの周波数帯域のコントロールもついでにしちゃいます。」とかがよくこの周波数特性には現れていると思います。

それで、まあ後はどういったパーツを使うかですが、これはやはり色々な組み合わせも含めて、経験でしか分からない部分がまだまだありますね。ですので、ここら辺は各パーツの入手ルートの数と、各自のノウハウという感じですかね。(まあ、それでも昔よりは現在はインターネットを用いれば、特に海外の情報は非常にためになりますね♪日本でもまだまだ私にすれば数は少ないですが、非常に質のよい情報を発信されている方もいますね。大体このブログでご紹介している方は素晴らしい方ばかりですよ♪)

ご参考:


Tone Stack回路の一覧
エフェクター名 R1 C1 R2 C2
Big Muff Pi (現行) 22k

3.9n
( .0039uf)
22k

10n
( .01uf)
Russian Big Muff (現行) 39k
3.9n
22k
10n
Big Muff Pi (Triangle) 33k
4n
33k
10n
Big Muff Pi (Ram's Head) 33k
4n
22k
10n
Big Muff Pi (1975年) 39k
4n
22k
10n
Big Muff Pi (1977年Opamp版) 5.6k or 8.2k
100n
1.2k
120n
Big Muff Pi (後期/80年代) 39k
4n
100k
10n
Green Russian Big Muff 20k
3.9n
22k
10n
Little Big Muff 22k
3.9n
22k
10n
Swollen Pickle 33k
3.3n
22k
47n
Colorsound Jumbo Tonebender 33k
3n
33k
10n

COMMENT 2

ぴっぴ  2009, 10. 09 [Fri] 23:03

No title

初めまして。いつも楽しく拝見さしてもらってます!
以前出品されていた、Big muff david gilmour modをまたいつか出品していただけないでしょうか?ちなみにmod料はお幾らでしょうか?
私はかなりGilmour好きなのであの最高のサウンドをどうしてもだしたいんです!!
お返事よろしくお願いします

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けたまん  2009, 10. 10 [Sat] 14:46

Re: No title

Big muff Triangel化 + David Gilmour Modは来週くらいには出したいとは思っています♪
今月中には必ず出しますので、ここしばらくはウォッチングしていてください♪

メール等であればMOD依頼の詳細についてお知らせできますので、またこちらに
ご連絡頂ければ幸いです。

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