真空管のABC (1) - 真空管

真空管のABC (1)

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今日は、ちょっと技術的には遡って真空管についてです。まずは、一番みなさんにはなじみがある?または使用する確率の高いプリアンプ用真空管です。さらに、こちらに詳細な解説がありますので、時間があればこちらも見てみてください(ジャズが流れる真空管/vintagesoundさん)。



真空管のABC (2)
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よくプリアンプ用真空管といえば、12AX7とか、12AU7とかありますが、あまり区別なく使用していますよね。心配な方もいると思いますが、基本的には同等に使用できます。ただ、細かく言うと下記のような感じで、例えば、真空管を用いたブースト/オーバードライブ系は前段である程度トランジスタで増幅しておいて12AU7を最終出力段で使うという使い方が多いようですし、Zendrive2、Blackstar、Ibanez、MAXONなどに見られるようなオーバードライブ/ディストーション系?は12AX7が多いように思います(例えば、VOXのBig Benは12AU7ですが、これを12AX7にしてここの記事にあるように内部のトリム抵抗をちょっと弄ってやればe感じですよん)。

規格:  12AU7 < 12AV7 < 12AY7 < 12AT7 < 5751 < 12AX7
増幅率:  20 < 30 < 40 < 60 < 70 < 100

①12AX7(ECC83): 12AU7に遅れること1949年にRACがやはり発売。低雑音・高利得(増幅率:100、実際には80~120で分布)、比較的小さな信号の初段=入力段においてよく使用。
ちなみに12AX7の改良品12AD7はオーディオ管で12AX7のローノイズ版、またHi-Fi用としてRCAの12AX7A、航空機、軍用、コンピューター用の高信頼管として、GEから高信頼管の12AX7WAもあり。

②12AU7(ECC82): 1947年にRCAが最初に発売した後、国内では1952-3年に東芝マツダが12AU7を国産化し販売。利得は12AX7に比べるとないですが(増幅率:17程度)、増幅範囲が広い。比較的大きな信号の次段=出力段等においてよく使用。

③12AT7(ECC81): 1948年にGEのKEN-RAD部門が発売したのが最初で、国産化もやはり東芝マツダが1953年に行う。利得は12AX7よりやや低い程度でほぼ同様の利得(増幅率:60程度、実際には50~70で分布)。但し、主に高周波帯域が得意で、FM局やミキサー等でよく使用。

構成例: Input-> 12AX7 ->12AU7 ->6CA7PP -> Output
       MM →12AX7 12AX7 ->12AU7 ->Output


左から 12AT7EH、12AU7EH、12AX7EH、6SL7GT TUNG-SOL、6SN7GT TUNG-SOL (写真はvintagesoundさんよりリンク)

但し、厳密にはちょっとこういうわけ方をしています。ちなみに12AU7と12AX7は外観構造は全く同じですが、実は見えないのですが中のグリッド構造も少し違っています。



下記の写真のプレート12a、12bの中にグリッドがFig.5のように巻かれています。

COMMENT 2

高橋信治  2011, 02. 18 [Fri] 11:21

掲載している真空管について

初めまして。写真の真空管、素晴らしく綺麗で、幻想的な光を放っていますね。どこの国で造られたものですか。もしかしてロシア?私も、オーディオの店は何件か知っていますが、どこで入手できるのですか?

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けたまん  2011, 02. 18 [Fri] 13:30

Re: 掲載している真空管について

ロシアで正解ですが、多分分かると思いますが、中央のグリッド部に孔が3つ開いているKT88です。
普通にあるありきたりのElectro-Harmonixですみませんwww

Electro-Harmonix KT88EX made in Russia (05 07) in Traynor YBA-200

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