チューブラーの選定について - ブルベ(Brevets)

チューブラーの選定について


本内容は主に下記のサイトから評価の観点をまとめてみたもので、さらに独自の時間を掛けた調査に基づきます。

ロングライドにおすすめのタイヤ(チューブラー編)@ フリー自転車整備士のロードバイクへの本音
チューブラータイヤ インプレッション @ To-yoのブログ
【プロ厳選】おすすめロードバイクタイヤを価格帯別にご紹介 @ Bicycle Post

目標: 国内ではチューブラーおよびその製品については情報が非常に欠落していると感じるため、チューブラー
製品を切り口に、これをを俯瞰できることを目指します。

さらには、望むらくはこれを元にどんどん悪しきチューブラーの噂がなくなり、正しいチューブラーの選択肢が日本国内で
広まることで、より楽しく充実した個人のロードバイク生活に貢献できれば幸いです。(理想だけは高いです)

使用チューブ:固めの耐久力あるものならContinental製、チューブラーならではの乗り心地、柔らかさが好きならVittoria製か。
携行の予備チューブ:Continental製は嵌め難いので、Vittoria製のチューブラータイヤを携行か。

私もZIPP404でチューブラーを使用していますが、Vittoria Corsa Evo CXなどはラテックスなので数日で完全にプヨプヨに空気抜ける感じですが、Vittoria stradaはブチルなので原理的にはクリンチャーのチューブと同じでメッチャ空気圧が持ちます。こう言ったところも自分が持っていたチューブラーのイメージと違うところです。

セミプロ以上のレベルなので良いタイヤしか履かないからというのであればCorsa CX一択かもしれません。が、アマチュアであればRUBINO PROがブチルなので長距離なら例えばRUBINO PROで十分かもしれませんね?

各社のチューブラーの総合情報
メーカー名 モデル名 ブルベ
お奨め
(ファンライド)
ヒルクライム
お奨め
(山岳系)
レース
お奨め
価格
(実勢
価格)
チューブ
素材
サイド
配色
空気
保持力
嵌め
易さ
センター
出し
グリップ
転がり
良さ
耐パンク性 耐久性 スピード
安定性
乗り心地 バルブコア
着脱
Vittoria Corsa G+ Speed
&
&
&
1.65万円
()
ラテックス
肌色
C
A+
A++
A+
A+++
A+
A++
A++
A+++
可能
Corsa
-
-
-
0.37万円
()
ブチル
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Corsa CX Elite Tubular
(旧 Corsa Elite)
-
-
-

()
ブチル
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[基準]
Corsa CX
&
&
-
1.35万円
(10000円)
ラテックス
肌色
C-
-
-
A+
A++
-
B
A++
A++
-
RUBINO PRO Tubular
-
-
-

()
ブチル
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
STRADA
-
-
-
0.412万円
(2000円程度)
ブチル
肌色
A
B
-
B
-
C~B
-
-
C~B
可能
Continental Competition
-
-
&
1.45万円
()
ブチル
-
A
C
B
A++
A++
A++
A+++
-
A++
可能
GP4000
Grand Prix 4000
&
&
-
1.45万円
()
ブチル
フルブラック
A
C
-
A+
A~A+
A++
A~A+
-
A
-
Sprinter
&
-
-
0.74万円
()
ブチル
フルブラック
A
C
B~A
A
A
A
A
-
B
-
Giro
(&)
-
-
0.39万円
()
ブチル
肌色
A
C-
C
B
B
B-
B
A
B
不可
MICHELIN PRO4
-
-
-
1.08万円
()
ラテックス
-
C
A
-
A+++
A
A++
A
-
A+++
可能
TUFO S3-LITE
-
-
-
0.64万円
()
ブチル
フルブラック
A
B
A
C
A
A
A
-
B
可能
S33 PRO
(&)
-
-
0.37万円
(0.4万円)
ブチル
フルブラック
A
B
B
C
A
B~A+
B
A
C
可能
JET PRO
(&)
-
-
0.37万円
()
ブチル
フルブラック
A
B
B
C-
A+
B
B
A
C
-
評価の判断基準:
A・・・「特筆」や「素晴らしい」など特徴的な表現、
B・・・「優れている」などの一般的に褒める表現、
C・・・「良くはない」や「課題あり」などネガティブな表現、
+(-)・・・・似ているが微妙な差異がある時の表現


[用語集]
  • グリップ:
    カーブでも安心して曲がれるように、タイヤが地面を掴んでくれる感覚がグリップ。
    その差はタイヤのコンパウンドの差ですが、一般的にグリップの良いタイヤは柔らかく摩耗が早いとも言われています。

  • 耐久性:
    上記の説明の通り、一般的には耐久性とグリップはトレードオフの関係と言えます。
    但し、コンチネンタルのGrand Prix 4000S2のようにグリップと耐久性が両方良いタイヤもあります。
    時々「耐久性」と「耐パンク性」を混同していますが別の問題です。

  • 耐パンク性:
    耐パンク性能を上げるには、2つの方法があります。1つめは、ゴムを分厚くする方法。
    もう一つは高性能な耐パンクベルトを内側に仕込むという方法。
    後者の方法であれば、走行性能を犠牲にせずに耐パンク性を上げることが可能です。
    耐パンク性だけで考えれば、シュワルベのマラソンシリーズというタイヤが非常に重いですが世界最強です。

  • 軽さ:
    軽さは、基本的に非常に重要なキーワードとなります。タイヤなど外周部分の重さは走りに確実に影響します。

  • 転がり良さ:
    ホイールとの相性の問題にもなってきますが、例えば軽くコロコロっと、伸びる感じのあるタイヤは転がり良さが良いです。

  • TPI(しなやかさ):
    TPIは「Thread Per Inch」の意味で、タイヤのケーシングの密度の単位です。
    タイヤはゴムと繊維を織り込むようにして作られているので、この繊維の密度が高いとしなやかになります。
    TPIが高い方が、高級でしなやかと覚えておきましょう。

  • ビード:
    ビードはタイヤの耳の部分(端の部分)です。素材としてはビードが固く重いワイヤーか、折り畳みできて軽量なケブラーやアラミドがあります。
    折り畳み可能なものの方が性能面では有利です。






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