真空管の旅: パワー真空管とそのシグネチャー・サウンドに関するガイド7 ~EL84編~

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今日は第四弾として、今度はブリティッシュのVOXで有名なEL84になります。(Power Trip: A Guide to Power Tubes and Their Signature Sounds P.7より)




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EL84
  • NOS 電気特性仕様 (Philips データハンドブック)
  • 構造的な分類: “A.F. Output Pentode”
  • フィラメント電圧: 6.3 V
  • フィラメント電流: 0.76 A
  • 最大プレート電圧・ワット数: 300 V, 12 W
  • 最大スクリーン電圧・ワット数: 300 V, 2 W

もう一つ1950年代初めオランダからの真空管は、恐らくは価格帯が手頃になるように設計されたEL84なのですが、このEL84によりハイファイステレオシステムの大量生産にも一役買ったそうです。それでこのEL84は、一般にはブリティッシュサウンドのVOXアンプの音と関係が深いとされています。

明るくクリアで、トップエンドの多くのキラキラ感とともにタイトなオーバードライブの歪みへ容易に変わります。Beatlesは1962年にVOXと契約を結ぶと、AC30と4本のパワー管EL84と言えば永遠にブリティッシュサウンドになっていきます。




A 1960s gray panel Vox AC30 Top Boost. 写真の出展はTim Mullally氏およびDave's Guitar Shopから

EL84のアメリカでの表記は6BQ5となっています。ある6BQ5のバージョンは5極管(pentode)の代わりに beam power構造を採用しています。なので6BQ5とEL84では本質的なトーンの違いはありません。多くのブランドではアメリカ表記とヨーロッパ表記を両方ラベルで示しています。

The Beatles - She Loves You Live At Manchester In 1963 HD


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