今流行のクラウドOSですが、どうも言い出しっぺはあのOSの王者です......

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こちら「クラウドOSの四天王ぐらい覚えやがれ♪」でご紹介した今流行のクラウドOSですが、ちなみにどうもGoogle Trendで分かる限りはMicrosoftが2007年頃に言い始めたようですね。

Google


さすが、OSの王者です、Cloudが2006年に提唱されて翌年にはCloud OSの構想を考えていたようです。しかし、その後はあまりパッとせず結局はクラウドOSの四天王で最後に本格参入ということで世の中不思議でもあり、思うようにはいかないのが世の常というものですね。


ということで、上記のトレンドを追っていきますと一連の企業が出来てきますね。次はvCloudの親分であるVMWareだったようですし、さらにはOracleが買収したNimbulaだったり、OpenStackを推進するRackspaceだったりという具合に。

K: Microsoft's 'Cloud OS' takes shape 2007
H: VMWare: VMware unveils its cloud OS 2009
G: Nimbula Launches Cloud OS In Public Beta 2010
F: Rackspace: Rackspace, Dell Push OpenStack Cloud OS 2011 2011
B: クラウド戦略の次なる矢を放つHP、「Cloud OS」などの新施策を発表 2013

さてさて、今日はこの「Microsoft's 'Cloud OS' takes shape」の記事で語られている2007年当時の状況を、ある意味歴史的な瞬間としてご紹介です。



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Microsoftは開発者、ソフト・メーカー向けインターネット・サービスを含む全ラインアップの全容がほぼ分かる計画をしていて、その最初の段階に入ったことが2007年7月12日に判明したようです。

メールやインスタント・メッセージのような既存サービスを利用できることに加え、マイクロソフトはさらにストレージとアラートのような開発者が構築できるようにするコアなインフラストラクチャー・サービスを考え始めたようです。これはMicrosoftが公に使用したいという用語にはなっていませんが、「クラウドOS」と呼ばれたある種のキャパシティを意味します。

「"クラウドOS"はクラウド上で動いているということだけのように聞こえますので、"クラウド中心の"と言った方が恐らくはより適切です」と言うのはWindows Liveのゼネラル・マネージャーのBrian Hall氏です。「多くのデータ、多くのアプリ、多くの興味ある機能が全てそのクラウド上にあります。PC上にも、Xbox上にも、電話上にも」

しかし、そういった言葉の遊びはおいておきまして、MicrosoftはクラウドOSが現在デスクトップ上で行っているものをインターネット上で同じ役割を果たすことに目標を置いていて、自分達のアプリケーションを提供するとともに、開発者が製品を構築するために使う基本的な設備およびツールも提供することを今週明らかにしました。

そのWorld Partner Conferenceでのパートナーへ向けたスピーチで、その当時のMicrosoftのCEOであるスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏は、現在β版として一部利用可能になっている開発者向けのプラットフォームの初版を今年後半に開発者に対してMicrosoftが話をできるだろうと約束しました。

基本的なインフラストラクチャーや Windows Liveを強化する技術の多くをMicrosoftが開始する計画であるというメッセージをHall氏が繰り返し、「我々のものはあなた方のためのものです」と聴衆にその当時伝えたようです。

思い起こせば1年半以上前にBill Gates氏が2005年11月のサンフランシスコで開催されたイベントで初めてMicrosoft社のWindows Live計画を発表して以来の、野心的な公約の発表になります。さらにチーフ・ソフトウェア・アーキテクトのRay Ozzie氏とそのチームは、MicrosoftのインターネットビジネスがMicrosoftから直接提供される一連の個々のサービスではなくMicrosoftかパートナーかのどちらからか提供されるより統合されたサービスの集合として変わっていく変革に取り組んでいました。

2007年のMix '07 Showで、Liveの戦略を作った仕掛け人のOzzie氏はWindows Live Spacesのような、より高いレベルのサービスの幾つかにプログラマーがアクセスできるようにすると提案しましたが、基本的な開発者プラットフォームのトピックについては大部分は何も語ることはありませんでした。

Ozzie氏はさらに、「今の時点でその分野について発表するものは何もない」とそのときのCNET News.comのインタビューで伝え、そして「けれど、確かに私たちがある課題に取り組んでいることは非常にはっきりと言えます」と。

2007年6月末、Microsoftは2つの新しいWindows Liveサービスを導入し、1つは写真を共有するための、もう1つはその他の種類のファイルを共有するためのものでした。それらのサービスは現在Microsoftから直接提供されていますが、Microsoftが現在約束しているものはいずれ開発者に利用可能となるだろうと言っています。

その他のアプリケーションとインフラストラクチャーのコンポーネントの中でも、Microsoftが始める計画はアラート、問い合わせ管理、コミュニケーション(メールとメッセンジャー)および認証に対するシステムのようです。

「Windows Liveは、私たちのパートナー向けのプラットフォームとなっています」とHall氏は言いました。しかし、それはそんなに正確な例えではまだありません、まだ。Microsoftは商業上利用可能なVirtual Earthサービスのようにいくつかのコンポーネントを作ったり、その他のコンポーネントでは一般的な試験か制限された試験かどちらかで利用可能でしたが、その一方ではまだ依然開発者に提供できていない状況でした。インスタント・メッセージは、例えば、10月からテストという形で開発者に広く利用可能になる予定です。

現実のコンピュータ科学上での挑戦
Microsoftが直面する重要な挑戦の一つに、そのサービスにアクセスするのが電話かPCかどうか、またはファイルがクラウド上にあるかローカルにあるかどうかは重要ではないような方法で開発者がコード化することを許可するツールのプログラムを書こうとしていることです。

「それらすべてを上手く概念化し、デバイスをどのように見つけたり取り扱ったりするか、あるいはどのようにデバイスにアクセスし、どのように開発者に透明性のある方法でそれを行うかに対して、現実のコンピュータ科学上での挑戦がある」とHall氏は言います。

Hall氏は初期の頃のWindowsに例えます。「Windowsが最初の時期に行っていた多くのことはメモリ管理やストレージで、現在では当たり前のことでした」とHall氏はさらに言います。「(今の)開発者の大部分は"どのようにしてデータのこの特別な部分をメモリに格納するのか?"は考えてもいません。それは単に格納されるだけですが、同じようなことがメッシュ・モデルでも起こりつつあります」

さらにMicrosoftは、そのビジネス条件が次のMySpaceあるいはYoutubeとなる売りの技術になるかどうか賭けるのに十分なほど魅力的かどうか確かめようとしました。そのために既存のパートナー、ベンチャー投資会社あるいは新興企業へ数ヶ月程その話をするための時間を掛けました。

Microsoftはそのサービスがしきい値を越えたらある種類のビジネスを仕掛けたいと言っているようですが、今のところ100万人ものユーザーに対してそのサービスの多くを無料で提供しています。

「もし商業的に大きな成功になったら、その価値に基づいて利益を得ることを考えていますが、それでもゆっくりと徐々に低額な方法で提供することになるでしょう」とHall氏は言います。その仕掛けが基本的な中核サービスを構築するためにうまく働くにつれて、MicrosoftはパートナーにWindows Live Hotmail、Windows Live Messenger、さらにはSpacesブログツールなどのアプリケーションも提案していくことになります。

これまでは、ほとんどの契約は個々に交渉する必要のある1回限りの契約が大半でした。Microsoftの初期の契約には、ペンシルバニア大学など少数のカレッジ・大学や少数の通信事業者との契約がありました。水曜日にはMicrosoftはQwestとの契約を発表し、そこではMicrosoftのWindows LiveサービスのQwest版を利用できるオプションをインターネット加入者に提供する予定です。

「よりカスタマイズされたモデルでした」とHall氏は言いました。「今我々は計測可能な寄ってらっしゃい見てらっしゃい(come one, come all)的なアプローチに移行しつつあります。」

ということで、その当時の2007年に既に統合されたサービスを自分かあるいはパーテナーから提供すると言った構想を掲げたものの、それをどのように実際のコンピュータ上で実現していくかまだ時期早尚?なこともあり挑戦中とし、試行錯誤している状況が面白いように分かりますね。

ただし、既存の成功したサービスがある意味足かせとなり、クラウドOSは二の次だったことがその後あまりパッとせず結局はクラウドOSの四天王で最後に本格参入ということになってしまったのか、優先順位だったのか、あるいは何かブレイクスルーが見出せなかったのかは分かりませんが。

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