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こちらenStratus社で製品戦略の副社長に就任した新進気鋭のJames Urquhart氏が1年半前に、その当時AWSとSalesforceがどのように優勢になり始めたかのリアルタイムでの解説したGIGAOMの面白い記事「Why Amazon and Salesforce are pulling away from the cloud pack(何故AmazonとSalesforceがクラウド・レースで抜きん出始めたのか?) 2012/9/29」からです。



Google


[エグゼクティブサマリ]

彼が2011年にMicrosoftとGoogleが次の10年間のクラウド・コンピューティング市場を牛耳る体制を整えたとした予言ははずれ、その18ヵ月後には結局は長い目で見るとAWS(Amazon Web Services)とSalesforce.comがこのクラウド・コンピューティング市場を支配する状況になりつつある。



2011年当初に予想した、誰が今後10年間クラウド・コンピューティング市場での勝者になるかは、James Urquhart氏はMicrosoftとGoogleだとした。但しその後18か月後には状況が一変し、アマゾンWebサービスおよびSalesforce.comが結局は支配することになることを認めざるを得なくなったとしています。

そうしますと、何故彼らが他の競合を追い越し始めたかを理解するためには、現在までで何がクラウド・コンピューティングで成功したのか、何が成功していないかを見ていくことが重要になりますね。


市場の変化がチャンスを生む(2012年9月当時のお話)
ここ数年で基本的なクラウド・サービスが利用可能となり、各サービスやビジネスモデルでもちょっと急増したんですが、クラウドで成功したかと問われるとそれは幾つかの分野に限定されていました。例えば、SaaS(Software as a service)はかなり成功し方だとは思いますが、それでも特定のタスクを行う民生用アプリケーション(task-specific consumer application)だったり、(何処にでもある)単なるビジネス・アプリケーション位でしかなかったんですね。

もう一つ成功したサービス市場としてはIaaS(infrastructure as a service)で、ここでも実際には次の2つ位のアプリケーション・クラスのみで成功した程度なんですね:

  • ラージスケールなwebアプリケーション
  • データ分析/処理

なので今後あるにしても、まだまだレガシーなトランザクション処理についてはIaaSへの大規模なマイグレーションは成功していない状況で、これはIaaSの経済的な利点がまだ実際には、例えばデータ処理など固定的な実行時間か、例えばwebアプリケーションなどの可変的なロードのいずれかからなる動的な性質を持つアプリに依存しているからなんですね。

PaaS(Platform as a service)はかなり有望なんですが、まだまだSaaS、IaaSのスケール程は使用されていませんね。しかし、強いて挙げるならIaaS上で既に成功しているタイプのアプリケーションを動かすようなプラットフォームか、SaaSで提供されるものを拡張・強化・統合するようなSaaSアプリケーションに追加する感じのプラットフォームが有望なように感じます。

ということで、PaaSの時代になった時に最終的に成功を享受できる勝者は、やはり今まさに一歩リードし始めた2つの会社、Amazon Web Services(AWS)とSalesforce.comである可能性が高いと思います。


何故 AWS(Amazon Web Services)なのか?(2012年9月当時のお話)
今、こんなことを言っても馬鹿馬鹿しいんですが、18ヶ月前にはIaaSなんていうのはほぼ非現実的な状況でした。まさかMicrosoftやGoogleが1~1.5年で提供できるとは考えてもいなかったサービスを提供できる時代になるとは思っていませんでした。


しかーし、非常に残念だったのはAWSの競合の誰もが実際にこのAmazonの挑戦に対して対策を取らなかったということだけなんですね。大多数がEC2(計算機)に注目はしていたんですが、S3(オブジェクト・ストレージ)はちょっとだけ、RDS(リレーショナル・データベース)あるいはSimpleDB(キー/value ストレージ)に至っては数えるほどしか注目していなかったので、誰もAmazonが提供するパッケージ全体を理解していませんでした。

Amazonが違う点はリザーブド・インスタンスだったり、未使用キャパシティのスポット市場だったり、統合管理コンソールだったり、クラウドの価値を引き出すアプリケーションを構築したり走らせたりするためにお客さまは何を必要としているのかを総合的に取り組んでいたことだったり。

そうなんですね、Microsoftは高い競争力を持っているとは思いますが、今のところ開発部門に対して部分的に売ることができる程度の特徴およびサービスに終始しています。その点 Amazonは上記のような方法を始め、さらに元Microsoft Data Center FuturesチームにいたJames Hamilton氏などがAmazonに早い段階で本当にクラウドでお金になる市場は開発部門ではなく、オペレーション部門に対して行う決断を支援していたんですね。Amazonのスポット市場やリザーブド・インスタンス市場がその例で、Microsoftはまだ理解していないようにも感じますね。

もう一方のGoogleもまたAmazonと余裕で競争できるスケールを持っているんですが、それでも先を争ってオペレーション部門で何が必要とされているかに注意を向けようとはしていませんね。IT部門が使用している全てのGoogleサービスを操作やモニターできる統合コンソールはありましたっけ? アプリケーションのディプロイ、リソース構成、モニタリングに係わる追加サービスはありましたっけ? Googleは有力ですが、それでもまた途上という感じですね。

概して、Wardley氏が命名した 新しいコンピューター・ユーティリティ市場向けに誰もAmazonが持っているようなパッケージにしてみようという人はいなかったのが事実だと思います。

何故 Salesforce.comなのか?(2012年9月当時のお話)
私の当初の命題は、最終的なクラウド勝利者は完全に統合された新しいビジネスを提供しうるかもしれないが、一つのサービス・インターフェースから複数のITキャパシタ・オン・デマンドを組み合わせて使うという考え方でした。MicrosoftとGoogleがその領域でのリーダーであることを期待していましたしが(また、今後8年間はそうかもしれません)、今現在はSalesforce.comがリーダーであるように見えますね。


印HCL Technologies社の副社長 Sadagopan Singam氏は最近このSaaSのリーダーにより開催されたDreamforceカンファレンスに関する彼の考えのあらましを述べた記事があります。Singam氏はSalesforce.comをビジネスのニーズに対応するため協力して組織の全ての部分が機能するように仕向ける「エンタープライズの中核センター」と呼んでいます。

Salesforceが徹底して行っていることは、ビジネスの中核機能と、カスタマー、パートナーとのあるいは組織内でのソーシャルなインタラクションをコーディネートして統合するということなんですね。したがって、ビジネスが開始され、会社内で動き出し、商品または収入として結果が出るにつれ、Salesforceは重要な要素を自動化し、人との関係をコーディネートし、それをすべて測定・分析しちゃうんですね。

これってかなり破壊的な機能を持つ中枢センターですね。ほとんどの既存のエンタープライズ系のソフトウェア会社は、ドキュメントを移動させ、そのドキュメントに沿ってコミュニケーションをしてくれる人たちに頼ってビジネスを進めていました。これですとゆっくりしか変わっていきませんが(そして率直にいうと専門家の私の分野でないですが)、今はっきりと分かるのはSalesforceが使う言語はMicrosoftやGoogleが使う言語とはまったく違うということです。

Microsoftは、今はSalesforceに稼ぐチャンスを与えているんですが、そのうちRedmond(Microsoftの本社がある地名)もそのような基本的な方法で自分達の製品を再編成することに対する内部の抵抗勢力および内部のしがらみを克服することができるのでしょう。それはOracleもしかり。しかし、Googleはというとそういった側面は全くなく、プロダクティビティ・アプリケーション以外はホッと落ち着ける場所はないように見えますね。

ということですが、Salesforceはまだまだレガシーなベンダーが築いた既存の関係、技術、プロセスあるいはカルチャーを破壊するための長い道のりがまっていると思います。それは単にソフトウェアをより良くしていくだけではなく、さらにレガシーなアプリケーションをアップグレードしたり置き換えたりする時にSaaSがその解だとより多くのIT部門を説得するという挑戦が待っています。そしてSalesforceはここ十年間はその挑戦に対応できてきました。

クラウドでのゲームはそろそろ終盤?
私は、これら2つの企業がクラウド・コンピューティングを制覇してそれでゲームが終了したとは言いたくありませんが、サンタフェ研究所の経済学者Brian Arthur氏が以前提唱した「The Law of Increasing Returns(収益増加の法則)」と呼んだ法則を彼らは実践しています。今AmazonとSalesforcrはそれなりの優位性をクラウドで確立できているので、より多くの市場を占有できるように推し進めるポジティブ・フィードバック・ループでITエコシステムにどんどん引きつけ始めるでしょう。

そしてこの2つの企業の明るい未来を破壊できる(あるいは少なくとも鈍らせることができる)企業として、Microsoftにも注目する必要があります。もし内部の考え方を改め、プロダクト企業が先でサービス企業がその次という考え方を止めることができた時に、Microsoftは素晴らしいポートフォリオの統合へと前進し始めることができるでしょう。

クラウド・コンピューティング市場の残りの企業はどうかというと、1つのカテゴリーあるいはもう1つ別のカテゴリー位をラインナップしていますが、まだニッチ・エリア以外においては非常に革命的な企業が出てきていません。クラウド・コンピューティングの分野では無数の革命的なスタートアップはありますが、その革命のペースは引き続きゆっくりと延々と続くように感じます。多くの既存の成功しているIT企業は今まさにこの時しか参入できない時期だと実感し、時既に遅しの前にその機会を得ようと実行に移し始めています。

最後に、Amazonに関する1つの最新のそれはそれは恐ろしい考えをお伝えしておきたいと思っています。数週間前に、ちょうどGlacierというアーカイブ・サービスと、未使用の予約インスタンスを販売するマーケットプレースをAmazonがアナウンスしています。2012年11月には最初のメジャーなカンファレンスがあります。今これらの2つの重要なサービスを発表した場合、Amazonはその会議で何を次に発表するのか.....想像できません。

イメージはShutterstockユーザの Neale Cousland氏に感謝します。

MicroNugget: What is Salesforce?


MicroNugget: What is Amazon AWS?


MicroNugget: Backing Up to Amazon Glacier


Buying in the Amazon EC2 Reserved Instance Marketplace (Updated)
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