究極のファズ!! Foxx Tone Machine v. Fulltone Ultimate Octave
- 26, 2012 18:21
- Foxx Tone Machine
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![]() さてさて、こちら「中国 JOYOから第2弾はあの Voodoo Octave JF-12& Foxx Tone Machine化MOD」でご紹介したJOYOのオリジナルモデル、Foxx Tone Machineや Fulltone Ultimate Octaveを改めてご紹介です♪ これ、試せば分かりますが、何となくプロミュージシャンがリード時にファズでマーシャールを唸らせるとこんなトーンだよね!?という位にいいエフェクターだと思います、はい。 ・Foxx Tone Machine (回路図@Fuzz Central) Danelectro社※/ Evets社の社長 Steve Ridinger氏が、70年代(その当時 Ridinger社長はまだ18-19歳!!)にブランド名「Foxx」のマルチ機能を持ったペダル「Fuzz& Wa& Volume」を発売したんですが、その「Fuzz& Wa& Volume」のファズ機能がのみをエフェクター化したものがこの「Tone Machine」です。 ※Danelectroは1947年にNathan Daniel氏が設立し、その後1966年に一旦MCAに売却され、1990年代後半に現在のEvets社が購入した経緯がある。 ![]() この「Tone Machine」は、いわゆるファズと呼ばれるトーンと、中域強めのアッパーオクターブ・ファズのトーンがSW切り替えでき、トーン・コントロールによるハーモニクス制御もできるという、今でもかなりユニークで良さげな機能だったようです。 ![]() が、当時は斬新過ぎたのか、特殊過ぎて使いこなせなかったのか「Foxx Tone Machine」の販売は71~75年で、しかも大半は「Ibanez Tone Machine」、「Turtle Tone Machine」、「Nashville Fuzzer」、「Paraclete Fuzz Sustain」、「Emmons Fuzz Machine」など他社の製品名で販売されて終わってしまいます。そうある意味幻のエフェクターとなってしまいました。(特に、カーペットの色がグリーンと、ホワイトのものと、US限定版が希少価値大だそうです。) ![]() それが2010年から?でしょうか、無事リイシューとしてしかもカーペット生地が特徴の筐体でほぼオリジナルなまま発売再開されたということになり、本当にラッキー♪状態となりました。その背景には、特に米国で活躍中のアーティスト ZZ Top、Adrian Belew氏、Parliament-Funkadelic氏、Peter Frampton氏などの支援があったようです。 ・Fulltone Ultimate Octave (回路図@DIYstompboxes) こちらは、Foxx Tone Machineを使い勝手をよくした形の改良版となっています。こちらの方は1994年頃から見かけるようになりました。なので、最近のFoxx Tone Machineのレイシュー発売再開はきっとこのFulltone Ultimate Octave発売好評に刺激されてのことでしょうね。 ![]() FOXXとFulltoneで一体何が違うか、世界中何処にもまだ書いていませんのでここで世界初!?の解説をご紹介です。私が回路図を比較した限りですが、下記のような改良工夫がされているようです。(間違いがあるかもしれませんが、そこはこれまでの経験と勘を元に敢えてトライしてみますので気づいた点があればコメントからご教授頂ければ幸いです。)
Foxx Tone Machine Fuzz Demo Fulltone Ultimate Octave |
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