夏場、快適にエアコンを使うコツ ~除湿(ドライ)は省エネという誤認識~ (再掲載)



最近少しずつ暑くなってきてます。ボーナス時期ということでエアコン、扇風機の購入も何となく考え出すころだと思いますので、以前掲載の記事をまたアップします。

夏場、快適にエアコンを使うコツということで、ちょっと勉強してみました。政府や企業も何でこういったことをTVで繰り返し、繰り返し特集してしないのでしょうか?こういうことをちゃんと自ら自主的にやると、イメージ変わるのになぁ。

まず、この記事途中で読むの止める人のために冒頭で結論を言いますと、夏の暑いときに温度を下げたい目的の場合には

最近の再熱方式の除湿(ドライ)運転はぜんぜん省エネになりません!それとは逆に冷房の3倍の電気量を食います。

実際冷房の能力を示す指数は下記のようになっており、同じ消費電力でも冷房能力は除湿(ドライ)運転は高々1.5なのに対し、冷房運転は5もあり技術的な裏づけも含め冷房の方がその冷房能力は高いのです。

  • 冷房運転: COP 5
  • 再熱除湿運転: COP 1.5
  ※ (冷房)COP = 冷房能力[kW] / 消費電力[kW]

ということで、エアコンの冷房運転(定格付近)で行う事が一番良い方法だそうです。効率(経済性)を考えるなら除湿器やそれに近い機能は必要ないということになります。(詳しくはこちらを参考)

うちのエアコンの除湿(ドライ)はよく冷えるから矛盾なのでは?という方へ。

最近と昔のドライ運転の状況も変わってきています。恐らく足元が冷えすぎるのでそう感じているのではないでしょうか?それでも除湿(ドライ)は温度を下げるのではなく除湿するのが目的で温度が下がります。なので温度が下がるのはその副作用みたいなもので原理は変わりません、結論は同じことになります。

但し、真夏でも夜間など室外機が冷え、室外の温度に比べてそれ程室内の温度を下げずに除湿(ドライ)のみする場合には、こちらの方が省エネになる場合は確かにある(ダイキン関西電力)ということですので、一度ご自分の購入したエアコンでどうかを確かめてみるのは大事かもしれません。

  • 従来: (風量を絞って熱交換器の温度をさげることで)除湿量が大きく、室温も下がる弱冷房方式であった。したがって、同じ設定温度の場合には環境により除湿(ドライ)の方が有利な場合もある。
    (しかし、風量を絞ることにより乱れや乱流が起こらず冷たい冷機が床面に達して足元のみが冷える欠点があった)

  • 最近: (ビルなどのダクト空調方式で実績のある再熱除湿を採用し風量を絞らず大きくすることで)除湿量は大きく、しかも室温が下がらないため本格除湿の再熱方式になった。しかし、一度取り込んだ熱を利用して室内に温かな風を送り返すため、同じ温度設定ならほぼ必ず冷房運転の方が電気代が掛からない。

設定温度別ドライモードの省エネ効果(外気32℃)

夏場、快適にエアコンを使うコツ(監修:ナショナル広報部)
左右に動く羽の向きを変える 部屋の右側にエアコンがあったら羽根を左向きに、部屋の左側にエアコンがあったら羽根を右向きに変える。意外と左右の羽根を調節していない人が多い。
涼しくなったら上向きの風に 冷気は下に集まるので、下向きの風をかけ続けると体が冷える。空気循環のためにも、涼しいなと感じたら風を上向きに変えるのがよい。暖房はその反対。
冷房 + 送風or扇風機 涼しくなるまで冷房をかけ、そのあと送風または扇風機で空気を循環する。すると冷気が下にとどまらないため、快適に過ごすことができる。
室外機にひと工夫 室外機が温まると温かい風を室内に送り込むことになるため、冷房の効きが悪くなる。西日の差す位置にあったらひさしをするとよい。
昼は冷房、夜はドライ 夜間は温度が下がるため、室外機が冷えやすく効率が上がる。室内の温度より室外の温度で「冷房」と「ドライ」の使い分けをするとよい。



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