BOSS SD-1 MOD (Lovepedal Eternity化 + 2way SW) (更新)

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定番のオーバードライブ BOSS SD-1ですが、これを禁断のというかLovepedal Eternity化やっちゃいました。

さらにトグルSWは、上)従来のSD-1の非対称クリッピング、下)LED対称クリッピングモード(CJOD風モード)にしてみました。

sd-1_lovepedal_eternity_01.jpg

ということで、CJOD、Lovepedal Eternityと続き、SD-1(実際にはTS-9か?)にかなり近い回路になっていたということでなかなか日本のBOSSも捨てたものじゃないんだなという感じです。

繰り返しになりますが、近年のブティック系のエフェクタに言えることはシンプル・イズ・ベスト。(よいオペアンプ、デバイスまたは電源の信頼性が増したのもあってか)抵抗値は極力低くするとともに、キャパシタの値は大きめにして入力を素直に確実に伝えようという傾向があるように感じています。

その結果、何か無理なく余裕があるというか何というか言葉では表しにくいのですがそういう感じになっています。これにより、繊細さ・ピッキングのニュアンスは活かしつつ、音に芯のある太いサウンドにするということに成功しつつあるように思います。

さらに最近の低ノイズ化の流れにより、結果として音圧もあり音がより前に出るようになっているようです。

また、クリッピング方法を色々変えてみたり、Hi Fi化したりと現代の音楽に会う、または斬新な試みを色々導入して努力されているなぁ製作していて実感しています。
(これはアメリカのフォーラムで今年前半に話題になった最新のMODです!)

MODの仕様:

[オペアンプ周りのMOD]
①オペアンプソケット化+謎のオペアンプ
-> 中域の凝縮感に溢れる 透き通るようなHiFiなEternityサウンドへ

謎のオペアンプはあくまで謎のままで、ふふふ。。。
(OPA2134、LM1458N、TSH22IN、TL072ACN, MC33078Nのうちのどれかです。)

②クリッピングSW(デフォルト非対称モード、LED対称モード)へ
-> LED対称クリッピングはブースターにも最適、CJOD風モード?お試しあれ!

③一部の抵抗の定数変更(低抵抗化、キャパシタの大容量化へ)
-> 抵抗は超高級なコンポジット抵抗(でよりピュアに信号伝えるとともに温かみも増す狙い)、キャパはPanasonic社ECQ-Vへ(分かる人は分かると思いますが、抵抗は1K、キャパシタは22ufを多用)

④高輝度青色LED化

sd-1_lovepedal_eternity_02.jpg

まず、低抵抗化によると思うのですがピッキングニュアンスが出やすくなりました。繊細だけども音は太いというある意味相矛盾する課題をかなり解決していると思いました。

さらにCJODの時とは少し違い、BOSSのSD-1と同様に低音はすっきりとした感じですが不足している訳ではなく、中域の凝縮感は素晴らしいと思いました。また歪み量も改善され、音抜けも良くなりました。

クリッピングSWによるLEDモードは、ちょっとゲインを落とした感じでブースター的に使用してもよいと思いました。こちらも、BOSS製品固有のこもった感は払拭され、気持ちがいい抜け具合が実感できます。

レスポンンスよし、音圧もあり、とてもリッチな中域と、これを使い始めるとブティック系しか使えなくなる位によいです。

でもですね、これっ気に入って頂けましたらLovepedal Eternityの方も買ってみてあげてください。長~く愛せるペダルですから。

本MODもそうなのですが、SD-1によく頻出するペダルoff時の"bleed through"対策をすれば完璧です。お忘れなく~♪

【免責条項】
当ブログに記載している記事によって生じた不具合には一切の責任を負いません
何卒ご自身の自己責任で改造の程宜しくお願いします。

【Disclaimer】
Would you please proceed this modification at your own risk, becasue I am not responsible if your pedal does not function after the modification. Do not proceed it if you think that you are not capable of performing these mods enough, since soldering and replacement of small components are involved.


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P.S.
このブログを見ている方だけに本MOD後の回路の特別解説です(MOD時のヒントにして下さい):

ちょっと最初から違います。いきなりキャパシタC1に信号は入りますね~。その後に最初のバッファー(Q5)を通って、ちょっと定数を変えたキャパシタC2を経て次はドライブ回路です。

ドライブ回路では、R5の定数を変え歪みは5倍になっています(現状ポットはSD-1の1Mのままですので、これもLovepedal Eternityと同じものにすると歪みは約半分になる計算です)。またオペアンプ直後のローパスフィルター範囲は定数を変更し約10倍に広げていますね。

その後はいよいよトーン回路ですが、ここでもR9を中心に定数を変更し増幅は1/10程に抑えつつ、やはりローパスフィルター範囲は約10倍に広がっています。

レベルについては、本MODではポット変更していないため特に変わりませんが、本当のLovepedal Eternityは前段でかなり増幅を抑えたためか、ボリュームは10倍程大きくなります。
(ちなみに、ポットは3つも変える必要はなくドライブ、トーン用は端子間に計算して適切な抵抗を付ければ見かけ上抵抗値の低い十分なんちゃってポッドに早代わりです)

最後に出力バッファーなのですが、その直前のキャパシタはかなり大きい値に定数を変更しています。最後の出力段のハイパスフィルターもやはり範囲を広げており、約10倍という感じです。

このように、シグナルライン上は極力抵抗は小さくしてロスをなくし、歪みも、トーンも1/10程度に抑えることで余裕を持ちつつも、各種フィルターのレンジは非常に広いので、ダイナミックにかつ繊細に最後まで伝えようという熱意が伝わってきます。

最後のレベルで10倍にしていますが、トータルとしてロスが少なく、取り込む周波数帯域も広めなためか、出力のレベルは結局かえって強いという感じですね。

これを読んでいるだけでも、ちょっと使ってみたくなりませんか?

COMMENT 6

yamj  2008, 12. 20 [Sat] 11:49

22uF

> 分かる人は分かると思いますが、抵抗は1K、キャパシタは22ufを多用
0.22uFの間違いではないでしょうか?

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けたまん  2008, 12. 21 [Sun] 09:31

No title

22ufで間違いではないですよ。

例えばLovepedal Eternityの回路図でも最終出力段のキャパシタは22ufになります。

よく説明文を読んでいただけましたか?

最近のブティック系は低抵抗化、キャパシタの容量増大化が大きな流れです。

その理由は基本はTS系ですのでTS系のフィルターの帯域は維持しつつ定数変更しているようです。

そのために(CRの乗数で聞いてくるので) 抵抗を低くした分、キャパシタは大きくする必要があるのだと思います。

Edit | Reply | 

yamj  2008, 12. 21 [Sun] 12:58

No title

Eternityの回路図はバージョン違いでいくつか出回っているようですが、最終段が22uFのものは最終段にひとつしか使われていないので「多用」はされていないと思いますが...
0.22uFもあるバージョンの回路図で2カ所しか使われていないので多用とはほど遠いですが。

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けたまん  2008, 12. 22 [Mon] 03:09

Re: No title

yamjさん、検討して頂いたコメントありがとうございます!
yamj diaryも見させて頂きました、リンクとか貼ってもよいでしょうか?

かなりMODお詳しい方だと知りませんでしたので、前回は少し失礼な
回答になり申し訳ございません。

私もEternityは2バージョン回路図を持っていますが、確かにそれらのものとは
本MODは異なっていることも知っています。

ただ、その2バージョンは2年前に起こした回路図で古く、とある有名な雑誌にて今年2月に公開されたばかりの本MODバージョンですのでこちらを採用してみました。実際には22ufを合計3つ程使ったバージョンになります。

それと、もう一つは何よりSD-1とEternityは回路が違いすぎるため、なるべくシンプルなMODで、Eternityに迫るMOD内容を紹介したいということもあります。

その後、本MODはフォーラムでも話題にされましたが、オリジンは有名な雑誌の記事の為かEternityも何バージョンかあるという程の議論程度で、むしろ本物のEternityのサウンドとの差に議論がさかれていました。

私的には、MODを始める前には2つはまああり得るという感じでして、1つは?ちょっと大きすぎないか?というところもありましたが、全体のバランスも含め本内容が良かったようなのでこれに決めた経緯があります。

ここら辺は恐らく色々検討されてこの内容に決まったのだろうなと思っています。まだ返事は返ってきていませんが、MODを考えた人間にも質問をしているところです。

今後ともコメントよろしくお願いします。そちらにあるCJODの検討内容少し試してみますね。ちなみに、私は性格上あまり厳密に回路を真似ることは嫌いでして、全体として音が良くなる方法がベストと思っています。

そういう私流の方法を採用する方針ですし、あくまでも趣味でやっており、各個人の音の嗜好は違いますのでMOD内容もどれが正しいとかはないと思っています♪

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yamj  2008, 12. 22 [Mon] 23:46

No title

なるほど、さらに新しいバージョンの回路図が存在するということですね。それは把握しておりませんでした。失礼致しました。
Eternityは昔から高域が強め(トーンの回路を見ると高域を足していくような動き)なので、低域もある程度出せるように(むしろ「低域を損なわないように」の方が正しいかも)定数を変えていったのかもしれませんね。

> 全体として音が良くなる方法がベストと思っています。
私も同感です。

リンクの件ですが、ご自由にどうぞ。

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けたまん  2009, 03. 03 [Tue] 01:57

Re: No title

ご指摘のように、エフェクトOFF時に歪んだ音が混じるのを防止する対策になります。まずは、詳細をご自分で調べてみて下さい。

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