BOSS DS-1 MOD あれこれ(1) そろそろまた再掲してみますね。



今日は謎かけです。「BOSS DS-1」とかけて「MOD」と解きます!そのこころは『あれこれ』。お粗末でした、てけてんてんて。。。。

まあ、これで終わりではないのですが「BOSS DS-1 MOD あれこれ」と題しまして、ちょっとDS-1の色んなMODをご紹介できればと思います。

まあ、色んなMODがあることを知ってもらうということもあるのですが、ここではもう一歩踏み込んでどうしてこういうMODになるのか、その根底にある考え方や回路の意味みたいなものをちょっとでも私なりの考えになってしましますがご紹介できればと思います。

それで、今日のMODの中身は私が考えた訳ではなく米国のとある雑誌が元ネタなんですね。情報元は内緒ということでお願いします。まあグーグれば分るとは思いますが。。。




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[回路図]
ということで、まずはこちらDIY Stop Box By Jon TironeからBOSS DS-1の回路図の入手です。

boss_ds-1.gif

(これは日本製を元に作製されたもののようで、例えば台湾製のオペアンプは「M5223AL」に対して日本製は「TA7136」なのでこの回路図と合致します。)

これはかなり簡略化されていますが、これはこれで今回の目的のためには十分です。本来はこういうような感じのもうちょっと複雑な回路(1980/12/26付Service Notesより)になります。

[回路図の説明]
次に回路の動作の流れを把握します。入力された信号はまず最初に入力段の抵抗4.7K(R1)と容量0.047uf(C1)を通り、最初のバッファー(Q1:2SC732TM-GR)に入ります。その後に容量(C2)を通りJFET(Q6:2SK30ATM-GR)へ行きます。

もしペダルがoffだとこのJFET(Q6)から内部のディストーション回路へは行かず、代わりにバイパス回路を通り出力段のJFET(Q7:2SK30ATM-Y)へ、そして最終的にはエフェクトの掛かっていないクリーンサウンドとして出力されていきます。

もしペダルがonだとこのJFET(Q6)から内部のディストーション回路へ次のように進んでいきます:
まずはこのJFET(Q6)を経て、トランジスタ(Q2:2SC732TM-GR)のゲイン回路に入っていきますが、もう少し詳しくいうと、抵抗(R7:470K)がこの回路のゲインを決めており、電圧バイアスを変化させることで後段のディストーション回路へ行く前にゲインを制御しています。

例えばこの抵抗の定数を増やすとゲインは増加しますが、実は定数を減らしても実際にはゲインはほとんど減少しませんが、低域の反応が良くなり、音のコンプ感が取れます。またキャパシタ(C3)を減らすことでも(低域をカットすることにより)同じように低域の反応が良くなり、音のコンプ感を取ることができます。そうですね~、特にキャパシタ(C3)は0.022または0.033ufにするといい感じになります。

一方高域はというと容量(C4: 250pf)によってフィルターカットされていますが、これはあまり弄らない方がよいですよ~♪どうしても高域のキラキラ感が欲しいっていう方は精々100pfまでにされれば良いと思いますね~

それでですね~、容量(C5)を通って次はいよいよオペアンプですね♪抵抗(R11)はディストーションノブの抵抗(R13)および容量(C8)との組み合わせでここでのゲインを決めています。もう少し詳しく言うとディストーションノブの抵抗(R13)を上げることでより高域の周波数をクリップする感じで制御されています。

じゃあ、ディストーションノブの抵抗(R13)を下げるとどうなるか?よりクリップされる帯域が下がってくる感じ?本当?正解!で、より低域の周波数が入ってくる感じになりますが、ただ前段でトランジスタのゲイン回路で低域はクリップされていましたので、音的にはじゃあどうなるのでしょう?う~ん多分低域はだんだん曇ってくる?、はい正解です。理由は?だって、ノブを下げると低域はトランジスタのゲイン回路、ディストーションのゲイン回路と2回もフィルターに掛けられてしまうので、はい正解です。

それで非反転オペアンプにある抵抗(R13)と容量(C8)は、これらを介してアースへ負のフィードバックをしていますよね。ですのでこれって超重要です。抵抗(R13)の定数と容量(C8)の定数は基本的にはクリップする周波数帯域を決定するからです(原理的な解説はこちら)。この場合には大体33Hz当たりがクリップされていますね~♪Tubuscreamerの同じような帯域は728Hzですので、かなり低い帯域をDS-1はブーストしたり、クリップしたりしていることになりますね。

さらに信号はどう進むかというと、抵抗(R14:2.2K)を経て容量(C9:47µf)いよいよディストーションの特徴である2つのダイオード(D4,D5)によるクリッピング回路に進みます♪DS-1は対称クリッピングですが、ここは非対称クリッピングがいいとか好みが分かれるところですし、弄り甲斐がありますね。それとクリッピングと並列に容量(C10)が接続していますが、この効果は何でしょうかね?多分というか抵抗(R14)との組み合わせでローパス・フィルターとして機能していますよね

抵抗(R14)でシミュレーションした限りでは、例えば7KΩ以上だとほとんどフィルターされてしまうようです。高域がキツイと思う人はちょっと3.3K位まで上げてやるといい感じになりますよ~もっと上げて4.7Kだと3.3kHz以上がほとんどフィルターされてしまします。ですのでここら辺は2.2~3.3K位しか弄れませんよ。

これで最後です!長かったですね~クリッピング回路の後にやっとトーン回路になります。このトーン回路ってちょっとBig Muff風ですよ。ここら辺のEQ調節は弄り甲斐があり、例えばduncanamps.comにあるDuncan Tone Stackとかでシミュレーション死ぬ程できますよ。DS-1はちょっとというかかなり中域が減ってしまっているので、その結果としてちょっと線が細くなる傾向にあることが分りますね。ですので、ここは絶対変える必要がありまして、簡単に変えることができますよ。じゃあどう変えるかはいろいろありまして、ここが「BOSS DS-1 MOD あれこれ」のあれこれに当たる部分なんです。ということで、次のブログに続く。。。。。

P.S.
トーン回路の後は、抵抗(R18: 10k)を経て例のJFET(Q7)にたどり着きます。あとはエフェクトon/offに限らす共通で容量(C13:0.047µf)を経て最終段の出力バッファー(Q3)、抵抗(R22)、容量(C14)を経て出力ジャックへ向かっていきます。

続きはこちらへ。
BOSS DS-1 MOD あれこれ(2)
BOSS DS-1 MOD あれこれ(3)





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何卒ご自身の自己責任で改造の程宜しくお願いします。

COMMENT 4

さんちゃん  2008, 12. 16 [Tue] 00:04

ドンピシャ

今、ちょうど 自作DS-1石交換してたところでした。(^^;

どうしても納得がいくものにならなかったので
再度回路図と照らし合わせて 面倒だったので 石交換だけで終了しました。

2SC900から 2SC1815GRに変更で 昔使っていた音になりました。 900もオリジナルなのに 使えたものでは ありませんでした。

MODは 奥が深いですね(^^;

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けたまん  2008, 12. 16 [Tue] 00:25

No title

それは良かったですね♪

要の石はhFE(直流電流増幅率)が高めのGRランク以上が宜しいかと思いますよ~♪ お値段も20~30円ですからね。

2SC900に似たのでランクが高い2SC1000(GRランク)とか使うとよいかもしれませんよ。

特にこれが顕著なのはFuzz Factoryで発振するかどうかはゲルマトランジスタのhFEにかかっていますから。

MODはある程度分り始めると作った人の気持ちがよ~く分りますからね。回路を見てにやにやすることがあるので少し危ないですかね。

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けたまん  2008, 12. 16 [Tue] 00:57

No title

そうそう、さんちゃんさんのブログ重いのか、
コメントの記入ができない状態です。

何故ですかね?

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さんちゃん  2008, 12. 16 [Tue] 10:07

ブログパーツに・・・。

僕が見た回路図では732TM-GRがささっていましたが 絶版で何処にもないんです。
たまたま、1815GRを挿してみたのがよかったのかどうかは?
CE-2もそうですが 732TM-GRになっていますが これは東芝の732BLを挿してます(^^;

まだ回路図見てニアニアは出来ませんが(笑)ワクワクはします(^^;

ブログの重い症状は ブログパーツ(ルソーの罠)が原因です。完全に起動しない状態で画面をスクロールしてしますとリンク、書き込みが出来ません ブログパーツを起動させてから スクロールしてください。
ちょっとめんどくさいので 近々このブログパーツを外す予定です。
ご迷惑お掛けます(^^;

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