Englのプリアンプ Tube Preamp E 530

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こちら「ギタープリアンプ 総合ベスト5 ~日本ではプリアンプは何故か身近~」でご説明したEnglのプリアンプ Tube Preamp E 530を改めてご紹介します♪

基本的には、同じ説明にデモ動画を追加した感じです。どちらかの文章を読めばもう一方は読まなくてもいいですwww

アンプ技術の話しになりますと、賢いエンジニアはまずいつも確実なチョイスを提示します。Engl Tube Preamp E 530はそういった意味で確実なちょいすになるプリアンプです。非常に良さげで使い勝手のよい1.5Wパワーアンプ内臓で、大体のスピーカーキャビネットやヘッドフォンなら鳴らせちゃいます♪





ですので、このプリアンプが実は練習用アンプに早変わりしちゃいます。スペース的には1Uとコンパクトながらも2チャンネル/2chの各々が独立した専用のヴォイシング部分と4EQがあります。4EQは2つの中域のバンド幅制御があり、contour SWとの併用で中域の調整がかなり自由にできます。



これにより、ギターのトーンが面白いほど変わります。またcontour SWはフットSWやオプションのMIDI SWにより切り替えられます。まさに有り得ない程の性能を持った素晴らしいプリアンプになります。

さらに、これpreamp defeat機能(530のpreamp部を全てキャンセルし、信号を入力から出力へバイパスさせる機能)がありますので、530メインでラックシステムを組んでも他のPreampを直列接続して併用できるシステムにできます。

また、スピーカーエミュレートされた信号を背面パネルにあるRec Out FREQ. COMP. LINE OUTPUTから出力できますので宅録にも効果を発揮しまっせ♪


Engl E530 Inside


※質問に対する補足です。

Engl Tube Preamp 530 Oeprator's Manual (TIP #8)
FREQ. COMP. LINE OUTPUT (25) (26)は412のギター・キャビネットのレスポンスをエミュレートする信号を出力します。その信号レベルは通常のLINE OUTPUT (27) (28)とほぼ同じ出力レベルになりますが、実際には周波数補償によりわずかに変化する場合があります。つまり、プリアンプがactiveの場合には、FREQ. COMP. LINE OUTPUT (25) (26)の出力レベルは以下の要因で変化します:

  • 入力レベル(ゲイン)
  • 各チャンネル毎のボリューム・コントロール設定
  • BASS/MIDDLE/TREBLEの設定

この理由の点で、サウンドの作りこみは前面パネル・コントロールで行い、次にプロセッサーをもし接続している場合にはFXレベルを設定し、最後にLINE LEVEL POT (29)で適切なレベルを設定することを推奨しています。


あるいは、次のような方法も実践的だと考えられます:

2つのキャビネット(例えば ENGL 412GあるいはS)を駆動させるため通常のLINE OUTPUT (27)と(28)はステレオのパワーアンプ(例えば ENGL 830/50)へ繋ぎ、2つのFREQ. COMP. LINE OUTPUT (25) (26)はPAミックスコンソールへ繋ぎます。エミュレートされたキャビネット412の信号はFOH(フロントオブハウスまたはメインエンジニア)システム用に使用することができます。これによりギターキャビネットをマイクで録音する必要がありませんので、どのように信号を送るかに応じてフィルター・ステージ、LINE専用アンプ、およびヘッドホーン専用アンプを外部のアプリケーション用に使用することもできるようになります。2つのFX LOOP RETURNジャック(30) (31)は信号の入力として使用できます。1/4"ジャックを挿入した時にはプリアンプの信号は遮断されます。


プチ改造へのヒント
購入時入ってる1x Sovtek 12AX7WBと1x ENGL labeled ECC83を、2つともJJのECC83に交換しますとほぼ全体的なサウンドは変わらないものの、嫌な高域だけが取れてくれるようです。また、Leadチャンネルの中域に厚みと全領域での透明感が増しContour SWが生きてくるとのこと。さらに一音一音の分離もよくなり、E530のトーン制御の幅が広がるようです。

こちら「ENGL E530 真空管交換」にある試みのテストもご紹介です。

  • GROOVE TUBES GT-12AX7-R3(内側)
    高域が控えめで、温かみのあるミッドレンジが特徴の「歪みサウンドがいい」と評判のロシア製のプリ管ECC83。ヨーロッパのアンプで高域がきついと感じた場合にお勧め。

  • VIZION 12AX7 VV(外側)
    マイクロフォニック、メカニカルノイズ、及びヒスなどの不愉快な音の出る真空管は排除した最上級のクオリティのもの。VIZIOゴールドロゴは低域&パワー20%アップのハイゲインなグレード。

ENGL E530 sound test


Engl e530 Metal Tone


Power of ENGL E530 (1.5W Poweramp + Peavey 5150 4x 12" cabinet)

COMMENT 3

K・F  2011, 12. 31 [Sat] 14:52

すばらしい!

とても興味深い記事です、ありがとうございます!自分もe530を使っているのですが、高音があまり好きになれずこの記事を見て真空管を変えてみようと思いました。JJのEC83にしようとした理由か決めてはありますか?あと、ネットで12AX7とEC83がよく並んで表記されているのを見かけるのですが、この2つにはなにか関係があるものなんですかね?他にも検討した真空管はありますか?全く知識が無いもので、教えていただけたら幸いです!!

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けたまん  2011, 12. 31 [Sat] 17:02

Re: すばらしい!

もともと開発したのが米国RCA社でしたのでまず米国で規格が12AX7と決まりました。その後、ヨーロッパでも昔からある規格に従いヨーロッパではECC83の規格とした経緯があるだけで、同じプリ管です。

但し、ある意味イメージ的にですが12AX7はアメリカ・Fender系、ECC83はヨーロッパ・マーシャル系のニュアンスがより出やすいとか特徴があるとも言われています。ですので独Englでしたらやはりヨーロッパ規格のECC83でしょうかね?

済みません、例えばという実例としてeurotubes(http://eurotubes.com/index.htm)さんのお薦めの銘柄をご紹介しただけです。Peavey Classic 50/50でも同じJJのECC83に変えると良い等、一般的に、こういうプリ管を取り替える手法は昔からよくあります。

要は、ある意味比較的お手頃なプリ管で、ENGL E530であれば最低これ位であればその良さが引き出せると思って頂ければと思います。(ちなみに、メーカーはJJを使っていると聞けば通常は結構みんな期待しちゃう銘柄です)。

もう少し厳密に言うと JJのECC83 S (ゲインファクター110)のものが良いようです。ほぼ全体のトーンは変わりませんが、痛々しい高域が取れ、さらに今まで中域がけばけばしくなりがちなContour SWでしたがそれも確実に使い道のあるSWになります。

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けたまん  2014, 04. 19 [Sat] 21:58

Re: タイトルなし

済みません、確かに背面にREC OUTとの表記がありませんでした。
分かりにくくて申し訳ありませんでした。

REC OUTは 記事にも補足しましたが、FREQ. COMP. LINE OUTPUTのことを言っています。
記事にリンク先も示したマニュアルでの記載を元に説明を加えています。

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