原価率50%以上でも利益が出る!? IT化戦略 回転寿司スシローのタネ明かし - 政治・経済

原価率50%以上でも利益が出る!? IT化戦略 回転寿司スシローのタネ明かし

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回転寿司の「あきんどスシロー」が人気なようですが、寿司自体はどうしても原価率が高くてこの業界平均して40~45%位だそうです。しかし、「あきんどスシロー」はさらに高く原価率は平均50%以上と飲食産業では明らかに非常識な原価率です。

何故会社として存続できるのか?正直分からない分どうしても行く気になれなくて、という方にちょっとそのタネ明かしを。

(実は、この原価率はここ最近はこれに近いことができるようで、東京ではお馴染み「アウトバック・ステーキ」も業界の常識が30%程度だった原価率を45%と非常に高く設定して人気を得た実例が過去にもあるため、後はやり方次第です。)

別に企業秘密をスッパ抜こうという訳でもなく、ちゃんと公開された情報に基づいてご紹介します。

詳細を見たい方は今月号の「日経情報ストラテジー 2011年2月号」だったと思います。そう表紙にその「あきんどスシロー」の豊崎社長が乗っている号です。

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そのタネ明かしとしては、残り50%もあるマージンからIT化など業務効率化、ローコストオペレーション、立地(中心街にはなくちょっと不便な場所に設定したりの工夫もある?)を徹底して、それから逆算して弾き出された利益を原価率 50%以上という非常識な高い原価率として消費者に還元しつつ、「適正価格」と「高品質」のトレードオフを両立できた戦略が詳しく紹介されています。(原価率50%、人件費20%としても、利益率5%程度でもまだ大丈夫!)

その戦略で紹介されているのが、「あきんどスシロー」の躍進を陰から支え続けたのは、ジェネックスパートナーズさんとだそうで、彼らの持つノウハウでその戦略を後押ししたようです。

その社長さんも、ここまで成功するとは想像していらっしゃらなかったとのことです。しかし、自分達だけではもちろん成功しえなかったようで、株主、経営、外部パートナーの三位一体支援体制がこの非常識な「顧客満足度ナンバーワン」を達成できたタネ明かしということらしいです。

北九州で頑張っているこんな講座もあります。




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