NAMM 2011: Orange Ampsが真空管の自動バイアス技術DIVOを採用 ~真空管のバイアス調節を最適化~

さてさて、この製品は今に始まったわけではなく、NAMM 2011のちょっと前からありますので初披露というわけでもないですがいい機会ですのでご紹介します。

な~んとなく分かりますか?そうです、これどんな真空管に対してもパワー管の自動バイアスが行える機能を搭載した基板ボードなんです。いやはや良さげな感じがプンプンなんですが、どうやるの?幾らなの?などちょっと見ていきましょう♪メーカーは英国KBO Dynamicsという会社が考えたアイディアで「TubeSync」はその商標です。


こういう記事はやはり楽しいですね。この製品は単にデジタル的に非常に正確に制御できるだけでなく、色々な種類の真空管に対して自動バイアスできるんです。

Hiwatt もTubeSyncのDIVO技術を採用 ~パワー管の自動バイアス技術~



この新しいDIVO技術は、出力パワー管のポテンシャルを完全に引き出せるようにバイアス調節を自動に行う技術になります。どうやっているかというと、要はアンプのパフォーマンスをモニタリングしていまして(例えば、カソード電流を最小閾値電流からスタートし、規定の+/- 0.5mAまで合わせ込んだり、バイアスカレントのマッチングを取ったり、また歪みを対称に(歪み率を最小に)するような最適化をしているとのことです。さらに、ここからはノウハウだとは思いますが、入出力のピークをモニターして理想的な増幅率に持っていったり、あるいは(低域の限界が決まる)磁気的な動作ポイントをモニタして磁束レベルを調節したりと色々なモニタを実は 行っているかもしれません)、パワー管の準備が整うまで半分のパワーで駆動させることで致命的な真空管の故障も回避しています。

また、DIVOシステムはアンプがパワーオンされると毎回内臓された専用のテスト回路でパフォーマンスのテストをしていますので真空管のパフォーマンスを絶えず最適化できるため、その結果としてアンプの信頼性が高まります。

NAMM 2011 - Orange Amps


なので、DIVO技術によって全く新次元のトーンがオプション的に実現できるのが売りでして、例えば世界で初めてEL34、6L6、6550、KT77やその他パワー管を同じアンプの中で色々ミックスして挿したり!、マッチングさせたり(これはマッチングしてないものでも現状できうる限り最もよい状態にする)!という未だ嘗てない凄い可能性を秘めていると思います。

さらに、絶えず最適化できることで真空管の寿命も必要以上に縮めることなく(むしろ寿命を延ばします)、(あまり言いたくありませんがアンプメーカーへ)バイアス調節や純正のパワー管購入をお願いする必要もなくなります。

DIVOは非常に簡単に真空管アンプに組み込めるようでして、そういうわけで第一弾としてOrange Ampsは今度のRockerverb 100をDIVO対応済みにしていまして、オプションとしていつでも提供するようです。その他のOrangeアンプや、ほとんどのブランドのアンプに対しても、Orange Ampは「DIVO Orange Tube Sync OV4」を単体でも提供するとのことですので暫らくは頭の隅に置いておいて下さい。きっと良いことが近い将来絶対ありますって♪

下の写真は本格的な「TubeSync Bias Engine V4」キットですが、簡易な基板のものももあり、3万円ちょっと(£225~)からとなっているようです。





是非々、この時代を変えるような革命的な製品にちょっと目が離せません。

NAMM '11 - Orange Amplifiers DIVO TubeSync

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